2019年10月時点の消費者、生産者、住宅価格状況

2019年11月21日

結論:消費者物価指数(CPI)は国内市場の製造業生産者物価指数(MPPI)とともに10月、予想に沿って上昇した。しかしここ数カ月、基調に決定的な変化が見られる。 2017年後半にマイナス水準から上昇し始めた消費者物価指数の年間増加率は、2019年半ばをピークに約1.5%に達し、その後約0.5%まで低下した。  

金融政策への影響:消費者物価指数は、今後1年間に年率約1%で増加することが予測されている。これはイスラエル銀行の目標範囲の下限であり、実質的に金利上昇は否定された――しかし、金利引き下げの可能性はまだ残っている。 

  • 消費者物価指数は10月に0.4%上昇した。年初来(YTD)、この指数は1%、12 カ月移動平均(TTM)では0.4%上昇した。
  • 国内市場の製造業生産者物価指数は10月に0.2%上昇した。 年初来、この指数は0.5%、12 カ月移動平均では3.1%低下し、 燃料価格を除くと、それぞれ0.1%と0.3%と小幅に下落した。 
  • 消費者物価指数の上昇は、特に衣料品や靴、生鮮食品など、季節要因に起因している。ホテルの宿泊料金は下がった。
  • アパートの家賃は0.1%とは言え低下し予想外だったが、12 カ月移動平均率は2月の2.7%から10月の1.3%に半減した。 
  • 一方、消費者物価指数には含まれない住宅価格は、2018年の大半にわたって下回った後、今年は再度上昇傾向に入ったようで、前期間(8月~9月)で0.2%、2019年8月から9月までの12 カ月移動平均期間で1.9%上がった。

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